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ガードレール・まんじゅう・リトマス紙の共通点とは一体? 茨城県自然博物館の企画展が興味深い

仲久保 岳

仲久保 岳

2024.01.11 08:00
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実は「地衣類」、学生時代に使ってたかも?

また、記者が驚いたのは、地衣類が染色、香水、食材など、様々な用途で活用されているということ。

学生の頃、お世話になったリトマス紙。地衣類「リトマスゴケ」から取り出した色素を利用して作ったもの(現在、色素は化学合成)
学生の頃、お世話になったリトマス紙。地衣類「リトマスゴケ」から取り出した色素を利用して作ったもの(現在、色素は化学合成)
地衣類「イワタケ」を使ったまんじゅう。長野県東部・南佐久郡小海町の農産物直売所で販売されている。同町のふるさと納税返礼品にも。
地衣類「イワタケ」を使ったまんじゅう。長野県東部・南佐久郡小海町の農産物直売所で販売されている。同町のふるさと納税返礼品にも。

地衣類が、こんなに人間の暮らしに密着していたとは......。

今回の企画展ではほかにも、地衣類とはどんな生きものなのか、動物と地衣類のかかわり、地衣類の研究、茨城県の地衣類...様々な視点から地衣類について学ぶことができる。

茨城県自然博物館によると、地衣類のみでこの規模(400平方メートル)の企画展は全国初。

同館館長の「あまり知られていない身近な自然物も企画展で取り上げること」が博物館の使命のひとつであるという考えと、企画展チーフの「地衣類をやりたい」という思いがちょうどタイミングよく一致したということで開催されたそう。

この機会を逃してしまうのはもったいない。「地衣類」に興味がある人も今はない人も、足を運んでみては?

記者は博物館を出た後......ついつい外で地衣類を探しちゃうようになった。恋かもしれない。

入館料は一般750円(満70歳以上370円、高校・大学生460円、小・中学生150円)。月曜休館。

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