「路上に座り込む私に、優しげな若者が『うちに泊まりなよ』。隣でボロボロの老人がそれを聞いていて...」(千葉県・40代男性)
あの時、止められていなかったら――。千葉県在住のKさん(40代男性)から、20代の時の体験談がJタウンネットに寄せられた。
当時、人間関係がうまくいかず、職場から逃げてしまったKさん。しかし親のコネで入社した会社だったことと、実家住まいという状況が重なり、彼は家に帰ることができない。
お金もなく、行くところもなかったため、東京・上野駅前で一晩過ごすことにしたという。
そのまま路上に座っていると、若い男性2人組に声をかけられた。
人の良さそうな雰囲気で、聞けば家に泊まらせてくれるという。夜の街で過ごすという恐怖と不安から解放される――彼らに頼ろうとKさんが立ち上がろうとすると、突然下から腕をグイッと掴まれた。
それは隣に座っていた、ボロボロのおじいさんの手で......。Kさんが「救われた」ある夜の出来事をご紹介しよう。