枝、葉っぱ、殻... カカオの実の「チョコレートにならない部分」を食べてみました
枝や葉っぱも食べちゃった!
初っ端から「カカオ=チョコレート」という先入観を覆されて動揺する記者の元に、次のメニューが運ばれてくる。「根づき」をテーマにしたメニューだ。
馴染みのある茶色いビジュアル。これは、見るからにチョコレートだ......!
カカオニブとカカオ豆の殻で作られたムースショコラとっても濃厚。その上には、カカオの枝のパウダーを塗布したチョコレートがあしらわれている。
ドリンクは、コーヒーを焙煎するときに出るコーヒー豆の薄皮「チャフ」やジャスミンを使用したジャスミン茶のような爽やかかつ少し苦みのある一杯で、スイーツの甘みをリセットしてくれるので、そのペアリングを楽しみながらあっという間に食べきってしまった。
続く3品目は「息吹」をテーマにしたもので、そのヴィジュアルのインパクトは抜群。
カカオの葉を用いたテリーヌとアイスクリーム、クランブル。そしてドリンクもカカオの葉とミルクで仕上げた抹茶ラテならぬ「葉っぱラテ」だ。
カカオの葉っぱなんて、当然食べたことがない。ドキドキしながらテリーヌを口に入れると、どこか香ばしくも瑞々しい香りが鼻に抜けた。知っているもので例えるならば「緑茶」の香りに近いだろうか。
まわりにかけられているパウダーのみをすくって舐めてみると、ほんのり甘い。もっとハーブのようなクセのある感じかと思っていたが......カカオの葉っぱ、とっても食べやすくて美味しかった。