「レッカーを待つ私に声をかけてきた黒いワンボックスカーの男たち。車を持ち上げ、道に戻してくれたけど...」(岡山県・50代女性)
鉄の板が男性の足に...
声をかけてくれる人も何人かいましたが、どうする事もできなくて、やはりレッカーを待つしかないと諦めていました。
その時、黒いワンボックスカーがそばに止まり、車内から出てきた男性2人が「大丈夫?」と声を掛けてくださいました。
車の様子を見て、2人は「持ち上げて横にズラすしかないかぁ」などと話し合いながら色々と試行錯誤してくださり、側溝の鉄の板をタイヤに踏ませたりして、少しずつ車をズラしてくれたんです。
暑い中で作業をさせるのが申し訳なくて、私は「時間掛かりますけど、レッカー呼んでますから」と言ったのですが、男性たちは
「軽四だから大丈夫! 持ち上がるよ」
と言って、本当に持ち上げて車を道に戻してくれました。
しかし、その際にタイヤが踏んでいた鉄の板が男性の足を直撃してしまいました。
かなり痛そうにされていたので、私は感謝を伝えると共に「夜に腫れたり何かあったら困るので、連絡先を...」と言ったのですが、男性は「大丈夫! 大丈夫!」と言って、ご自分の車に戻ってしまいました。
ワンボックスカーには小さなお子さん2人と奥さまが乗っておられました。日曜日だったので、仕事の帰りではなく、たまたま近くにある大きな公園に来ていただけかもしれません。
足のお怪我は大丈夫だったのでしょうか? 申し訳ありませんでした。もうお会いできないと思うのですが、あの時は本当にありがとうございました。
この投稿を見てくださるかわかりませんが、感謝の気持ちを伝えたいのと、「世の中捨てたもんじゃない!」って事を伝えたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくはメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)