こんな「濃い顔」の人たちが古代の日本に住んでたの? 話題の「ユダヤ人埴輪」に会いに行ってみた
2022年9月上旬、Jタウンネット記者は成田国際空港から圏央道松尾横芝インターチェンジ方面に向かう県道62号線で車を走らせていた。
実はこの道には、ある愛称がある。「芝山はにわ道」だ。
「はにわ」の文字や「はにわ」を模した図柄が目につくこの道をそれて田園地帯を横切り、小高い丘をのぼったところに、記者の目指す場所がある。
その場所とは、「芝山古墳・はにわ博物館」。その入口で、こんな像が待ち構えていた。
鼻が高い、豊かな顎髭をたくわえた凛々しい顔。特徴のある帽子が印象的だ。これが、埴輪?
姫塚古墳で出土したという武人の埴輪をモチーフとしたものらしいが......。
埴輪といえば、人の指のような形で両目と口の穴がポコポコポコッとあいているものや、もうちょっと人間っぽい形のものでも「平たい顔」をしているイメージがある。しかしこれは、彫りが深く、「濃い顔」に見える。
今まで記者が持っていた印象とは程遠い埴輪の姿に、「なんだかおもしろそうだぞ」と期待がふくらむ。入館券200円を購入し、博物館の中に入ってみよう。