「19歳、怖いもの知らずのド派手ギャルだったあたし。だけど乗る新幹線をミスって号泣...そしたら隣のおじさんが」(静岡県・40代女性)
「彼氏と喧嘩したの?」
もう頭真っ白になったあたしは「彼氏が!28分って言ったのに27分で!!」って泣きながら言った。
そしたらおじ様は「彼氏と喧嘩したの?」。
「ちがう 、27分のっちゃって」......そんな風に泣きながらたどたどしく説明するあたしの話を、おじ様は一生懸命理解しようと聞いてくれた。

ネットなんてまだまだ普及していない時代だから、次の電車の時刻なんて自分で調べるしかない。
あたしはパニックに震えるあまり、「横浜」という感じすら書けなくなってしまっていた。
そんなあたしを見ておじ様は一緒に横浜で降りてくれた。