「キャバクラの仕事後、酔って電車で立てなくなった。その場にしゃがみ込む私に、乗客のおばあさんが...」(埼玉県・20代女性)
「健康な人が体調悪い人に席を譲るものよ」
体調が悪いと言っても、きっと傍から見たらただ酔っ払って気持ち悪くなっている「自業自得な人」。だから、そんな自分が席を譲ってもらうのはおこがましいと思ったんです。
ですが、そんな私の内心を察してくれたのか、おばあさんは
「どんな理由であれ、健康な人が体調悪い人に席を譲るものよ。だから、気にしないで座りなさい」
と言って、私の腕を引いて席に座らせてくれたのです。

私が「本当にすいません、ありがとうございます」と言いながら座ると、おばあさんは笑顔で「どういたしまして」と返してくれました。また、隣に座っていた彼女の連れの方たちも
「お仕事でしょ? 大変よね?」
と、偏見を持たずに笑顔で声を掛けてくれました。