「文化財」なお菓子から、流行りのメチャおしゃデザートまで 歩いて巡る北九州・今昔スイーツ旅
提供元:北九州市
記者は今、福岡県北九州市にいる。
その理由は、「甘いもの」を食べるためだ。
なぜそれで北九州かって? それはここに「シュガーロード」の起点が存在するからである!
ご存じの通り、江戸時代の日本はいわゆる「鎖国」状態だった。
オランダや中国の商人との貿易が行われていたのは、長崎の港を埋め立てて造られた「出島」でのみ。そこには当時の日本では珍しい品々が荷揚げされ、出島から北九州の小倉をつなぐ「長崎街道」を通り、全国各地へ運ばれる。
その品の中に砂糖も含まれており、菓子づくりの技法なども入手しやすかった。そのことから、街道の周辺地域では砂糖をふんだんに使う食文化が開花し、この街道は近年「シュガーロード」と呼ばれるようになったのだ。
そして現在――北九州にはそんな砂糖文化の中で生まれた歴史あるお菓子から、流行最先端の甘味まで、魅力的なスイーツを目いっぱい楽しめる場所になっているらしい!