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デスクワークのストレスは、農作業で発散! 岡山・矢掛町に誕生する「半農半IT」サテライトオフィスの魅力とは

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2021.10.20 00:00
提供元:矢掛町

いざ、農業体験!

記者も実際に、農作業体験をさせてもらえることになった。

オフィスから徒歩10秒の畑には、トマトやオクラなどの野菜が植えられていたほか、2~3メートルほどの高さのスダチの木も植えられていた。

畑の中にあるスダチの木には、たくさんの実がなっていた
畑の中にあるスダチの木には、たくさんの実がなっていた

これまでにも枝豆やトウモロコシ、スイカ、ズッキーニなど、様々な作物を育ててきたという。

畑に触れるのは、小学生のころの芋掘り体験以来。始まる前はワクワクしていた記者だったのだが......これがなかなか大変な作業だった。

畑の備品の耕運機。使いこなすにはコツがいる
畑の備品の耕運機。使いこなすにはコツがいる

種まきをしたり収穫したりという感じかな──。

「農業体験」という言葉からそんな簡単な作業を想像していた。しかし、まず渡されたのは野菜の種や収穫用のハサミではなく......耕運機と鍬!

なんと、畑を耕すところから始めるらしい。本格的すぎて、さすがに少し身構えてしまった。ちなみに耕運機も鍬も備品として用意されていて、オフィス利用者は自由に使用することができる。

そして、この耕運機の操縦というのが初心者にはかなり難しい。エンジンを入れたらあとは手押し車の要領で押し進めながら土を耕していくのだが、押す力を入れすぎると前に進まず、一か所を掘り続けてしまう。かといって緩めすぎると、土を耕す間もなくどんどん前に進んでしまう。

農業体験の様子
農業体験の様子

しっかりと土を耕しつつ、ゆっくりと前に進んでいく。この2つを両立させるための絶妙な力加減が必要となり、コツを掴むまでは幅数メートルの畑を一往復するだけでも一苦労だった。

土を耕したあとは、鍬を使って作物を植えるための溝掘りや畝作りをする。そこに種や種球を植えて、最後に稲わらをまぶして水やりをして完了だ。記者が今回植えたのはニンニクや大根など。無事にすくすく育ってくれることを祈るばかりである。

もちろん収穫もさせてもらった。オフィスの畑のトマトは、齧ってみるとかなりジューシーで甘みがあった。
もちろん収穫もさせてもらった。オフィスの畑のトマトは、齧ってみるとかなりジューシーで甘みがあった。

朝の8時から始まった畑仕事は、途中休憩を挟みつつ11時頃には終了。ハードな内容だったからか、半日は農作業をしていたのでは、と錯覚するほどだった。

しかし、朝早くから鍬を振るい土をいじり......と体を動かしたお陰か、終わった頃には不思議と頭がスッキリと冴え、デスクワーク続きで凝り固まっていた体もいくらかほぐれているようだった。

もう少し早い時間、例えば朝6時~9時に畑仕事をすれば、シャワーを浴びてオフィスでの仕事を始めるころには体のコンディションもかなり整った状態で作業に移れるのではないだろうか。

古き良きものと新しいものの融合を目指す町
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