デスクワークのストレスは、農作業で発散! 岡山・矢掛町に誕生する「半農半IT」サテライトオフィスの魅力とは
2021.10.20 00:00
提供元:矢掛町
「都会では味わえない『旬』や『季節』を感じてほしい」
「コンセプトは、『半農半IT』です」
「里山田サテライトオフィス」についてそう語るのは、矢掛町役場・企画財政課企画係の河上昌弘さんだ。サテライトオフィスの開設を企画し、利用した古民家の片付けから設計・施工・PRの協議など、全てのプロセスに携わっている。
オフィスの利用者として募集しているのは、県外のクリエイティブ事業・SOHO事業(Small Office/Home Officeの略。小規模なオフィスでITを活用してビジネスを行うこと)を営んでいる企業や事業者だ。利用条件は、5年以上の中長期で契約すること。
「矢掛町内にはIT系企業が少ないと感じているので、そういう企業が地域や地元住民と交わってくれれば地域の活性化に繋がるのかな、という思いがあって募集しております。
また、そういった業種の人々が家族と一緒に矢掛に移り住むことで、町の人口増加にも繋げられればと思います」(河上さん)
コンセプトのもう半分である「農業」については、
「テレワークの傍らで農作業をすることでデジタルデトックスをしていただいたり、ご自身で食べたい野菜を育てていただくというのは、都会ではなかなかできない体験なのではと思っています。
仕事をしつつ、ふだん都会では味わえないような『旬』や『季節』といったものを、ぜひ感じていただきたいです」
と説明した。
たしかに、コンビニエンスストアやジムならともかく、「畑」が併設されているオフィスというのは、都心部ではまず見かけない。自然豊かな田舎ならでは、といったところだろう。