「ふたり並んですまし顔より、断然いい」 5歳の女の子が並べた雛人形が、なんだか嬉しそう
2021.03.09 17:00
毎年一緒に飾りつけをしている
Jタウンネットは5日、投稿者の小山さんを取材し、詳しい話を聞いた。
娘さんは現在5歳。小山さんと娘さんは毎年、人形を大切に扱うことや、人形の質感を感じながら、一緒に雛人形の飾りつけをするそう。
「人形を壊さないか、ドキドキしながらですが」
と語る小山さん。例年は一般的な飾り方をしているため、今年のような向かい合う飾り方は「初めてです」とのこと。
娘さんと接するときの姿勢を
「子どもの発想や、やりたいこと(今回なら雛人形の置き方)を否定せず、まずは自由にさせてみて、それから一緒に考えるようにしています。
文字にすると簡単なように見えますが、結構難しいんです。
子どもの才能を大人が潰さないように気をつけています」
とする小山さん。
今回、仲良く向かい合わせで並べられた雛人形については
「人形の配置なども文化の一つと考えているので、説明書を見ながら娘と一緒に飾りを直しました。
もし、娘がそれでも、向かい合って飾りたいと言うのであれば、それは否定しなかったと思います」
とする。確かに、並べ方も含め、伝統文化の一つである。
こういった文化を正しく知ることもまた、大切だろう。
伝統は大切にしつつ、娘さんの柔軟で優しい考えも尊重する。
そんな心温まる素敵な家族の様子に、なんともほっこりした筆者だった。
来年は、我が家のお雛様も向かい合わせにしてあげようかな......。