あなたの隣はどの師匠? 長崎の寄席がコロナ対策に導入した「芸人席」が粋だった
2020.07.01 06:00
観客「志ん朝師匠が隣で嬉しかった」
会場は半分が「芸人席」、もう半分が客が使用できる自由席。
普段は250人前後が落語を楽しむ寄席だが、今回は定員を150人とした。満席で、キャンセル待ちも出るほどだったという。「芸人席」の導入に対する観客の反応は、
「皆さん喜んでくださったのかな。『驚きました』とか『わたし嬉しかった、志ん朝師匠が隣で』とか」
とのことで、好評だったようだ。ツイッターへの反響は、これまでで一番だったそうで「不思議でたまらん」と前田さん。
「席にああいうのを貼ったのに、皆さん『楽しい』『粋だな』って。粋なのかなあ?と思ったりしましたけど、皆さんがそんなふうに感じられるようなことだったんですかね」
と話した。
今は、次回の落語会が今回と同じように、席数を減らして開催される場合は何を席に貼ろうかと考えているそうだ。