知る人ぞ知るローカル袋麺「チャンポンめん」 あっさりやさしい独特の魅力に迫る
カップ麺らしからぬやさしい味わい
カップチャンポンめんは、イトメンの看板商品である袋麺「チャンポンめん」の味をカップ麺で再現した商品です。
袋麺チャンポンめんは、1963年に発売された歴史の長い商品で、販売地域は主に西日本。本社のある兵庫県以外の近畿地方ではあまり売られていないのに、北陸地方、特に石川県では定番商品となっていたり、九州では鹿児島県のみで販売されていたりと、西日本の中でも局地的に展開されています。
非常にあっさりした味わいで、雰囲気的には少し「サッポロ一番 塩らーめん」と似ているのですが、それよりあっさりしていて、なかなか他に替えの効かない味です。地元で幼い頃から食べていた味が、上京してから手に入らずに食べられなくなったなんてことも多くあるようです。
私はチャンポンめんとは無縁の地で生まれ育ち、大人になってから初めて食べたのですが、インスタント麺らしからぬやさしい味ですごくおいしかったです。
今回はその袋麺チャンポン麺を、カップ麺で再現した商品を食べていきます。袋麺ほどではないですが、こちらも1990年に登場したロングセラー商品。この商品の特徴や魅力を紹介していくとともに、袋麺との違いについても触れていきたいと思います。