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「医療ツーリズム」で地方創生目指す、仙北市「国家戦略特区」構想の中身

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.18 11:00
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湯治場本来の姿に回帰!?

安くて良質な治療を求め、患者が国境を超える医療ツーリズム。医療費が高いヨーロッパや医師不足が日本以上に深刻な英・カナダ人が、アジア諸国で高度医療を受けるケースが知られている。
仙北市の提唱するプランはそれと一線を画す。仙北市の定住対策推進室担当者は目指す医療ツーリズム・ヘルスツーリズムのビジョンを次のように語る。

「温泉浴や飲泉、その土地の自然環境、食事等が総合されて行われる温泉療法を想定しており、旅行をかねて湯治にいらっしゃる方々の健康回復や健康増進を図ることを目指していきたいと考えています」

イメージとしてはドイツのクアオルト(長期滞在型健康保養地)に近い。ドイツ各州政府が認定した場所は約370カ所あり、町全体が1つの医療センターとして機能する。
温泉療法だけでなく、泥治療や吸入・飲泉、電気・磁気治療、マッサージなどが受けられる。サウナ、プールといった療法施設、客同士が交流を深めるセンター、運動療法に適した公園、クリニックなどが揃う。
中でも有名なのがドイツ南部のバーデンバーデン。ローマ帝国時代からの伝統を誇るクアオルトで、ヨーロッパ中から長期滞在客がやってくる。

ドイツのバーデンバーデン公式サイト日本語版
ドイツのバーデンバーデン公式サイト日本語版
秘湯の佇まいは残す
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