特別養護老人ホームに「居酒屋」が誕生した理由
2014.12.29 07:03
引きこもりを防ぐための試み
明石市の「明石二見 特別養護老人ホーム ラガール」では、およそ100人のお年寄りが生活しています。
2012年にオープンしたこの施設は、全室にトイレ・洗面所付きの個室でプライバシーが守られています。
体が不自由なために個室にこもりがちになってしまうお年寄りのために、施設ではさまざまなイベントを行うようになりました。
そこで入居者たちを居酒屋へと連れ出すこともあったのですが、毎回居酒屋まで連れていくのは大変なことです。
いっそのこと、施設の中に居酒屋を作ってしまえば重度の人でも気軽に参加できるのではないかとカウンターコーナーを設置し、居酒屋を定期的に開店することになったのです。
他人との交流にもなり、機能回復にもつながるとのことで、全国でも特別養護老人ホームに居酒屋を設置するという流れがあるようですよ。(ライター:ツカダ)