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特別養護老人ホームに「居酒屋」が誕生した理由

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2014.12.29 07:03
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年12月19日放送で「特養の居酒屋」について取り上げていました。

画像はイメージです(halfrainさん撮影、Flickrより)
神鷹(Kamitaka)

12月は忘年会のシーズンですが、なんと「特別養護老人ホーム」にも居酒屋があるとのことなんです。

兵庫県明石市にある特別養護老人ホームでは、月に2回、特設の居酒屋を開催。

きっかけは入居者からの「たまにはお酒が飲みたいなあ~」という声からだそうです。

特別養護老人ホームとは、65歳以上で身体上または精神上の障がいのために常時の介護を必要とする人で介護が困難な人が入居する施設のことです。

そんな特別養護老人ホームでなぜ居酒屋なのでしょう?

引きこもりを防ぐための試み

明石市の「明石二見 特別養護老人ホーム ラガール」では、およそ100人のお年寄りが生活しています。

2012年にオープンしたこの施設は、全室にトイレ・洗面所付きの個室でプライバシーが守られています。

体が不自由なために個室にこもりがちになってしまうお年寄りのために、施設ではさまざまなイベントを行うようになりました。

そこで入居者たちを居酒屋へと連れ出すこともあったのですが、毎回居酒屋まで連れていくのは大変なことです。

いっそのこと、施設の中に居酒屋を作ってしまえば重度の人でも気軽に参加できるのではないかとカウンターコーナーを設置し、居酒屋を定期的に開店することになったのです。

他人との交流にもなり、機能回復にもつながるとのことで、全国でも特別養護老人ホームに居酒屋を設置するという流れがあるようですよ。(ライター:ツカダ)

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