「当館は注文の多い博物館です」 宮沢賢治パロディで感染予防...小樽市総合博物館のポスターが話題に
2020.06.04 21:00
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」。
これは宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」の一節だ。
二人の若い紳士が山奥にある西洋料理店「山猫軒」に入り、そこでおかしな注文をつけられていく......というあらすじだが、北海道小樽市には「注文の多い博物館」が存在している。
これは小樽市の歴史と自然、北海道の交通史や科学技術をテーマとする「小樽市総合博物館」が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために制作したポスターだ。
「どなたもどうかおはいりください
ただし、今だけは次の方たちはごえんりょください」
として、入館を控えてほしい人の条件を載せている。例えば、
「体のぐあいがわるい方」
「37.5度以上のねつがある方」
「せき・のどの痛みなどのしょうじょうがある方」
といった具合だ。