セブンで買える「すじ青のり」推しカップ麺2種が凄すぎた 具が少なくても高級感バツグン
セブンプレミアム「塩焼そば」

続いては、「塩焼そば」。
「すじ青のり天ぷらうどん」に比べるとそっけない商品名ですが、パッケージには「すじ青のりと紅生姜使用」と書かれており、「シーベジタブル」のロゴもあります。
定価税別236円で、普通サイズのカップ焼そばとしてはごくごく一般的な価格設定ですが、同じく東洋水産製でカップサイズや麺量が同じセブンプレミアムの「ソース焼そば」は半額以下で買えることを考えると、「すじ青のり」が高級品であることがうかがえます。

「すじ青のり天ぷらうどん」天ぷらよりさらに鮮やかな緑が眩しく、新茶の季節に陽の光を受けて燦々と輝く茶畑のよう。
ソースはチキンベースの塩味で、コンソメのような、玉ねぎが主体と思われる旨みが感じられます。
パンチがあるわけではなくやさしい味わいで、同じ東洋水産の「俺の塩」のようなホタテや昆布の分厚い旨みがあるわけではありません。
「すじ青のり」の引き立て役に徹している印象です。
麺ほぐしを兼ねて「特製油」が入っており、こってり感や多少の調理感が付与されていました。

麺は、細めで縮れのついた油揚げ麺。
細めなので伸びやすいですが、湯戻し時間を1分と短くすることである程度コシのある食感となっています。
「俺の塩」で使われている麺と同じタイプでした。

改めて、主役の「ふりかけ」の「すじ青のり」と紅生姜の入ったふりかけ。
あまりに濃くて鮮やかな色味に圧倒されました。
そして香りですが、もちろん良い香りなのは想像に難くなかったですが、想像の遥か上を行く香ばしさで、こんな強い香りの青のりが存在することに驚き。
先ほどの「すじ青のり天ぷら」よりもストレートに青のりの香ばしさが感じられます。
ふりかけ以外の具は入っていないので、正直安っぽい構成の商品なのですが、この香りによってむしろ高級感を纏っていました。
ふりかけに一緒に入っている紅生姜の風味も目立っており、ソースの味の輪郭を整えてエッジを立てています。
青のりの香りと紅生姜の風味の相性抜群でしたが、焼そばでは鉄板の組み合わせなので当たり前ですよね。