立ち往生の新幹線で生まれた〝温かな交流〟に21万人が感動 「優しい世界」「心に沁みます」
2024.09.04 06:00
立往生する新幹線の中で...
カナダさんは東京での仕事のため、午後3時16分京都駅発の「のぞみ228号」に乗車。
そしてその新幹線は静岡県における雨量規制のため、午後4時17分に豊橋駅の通過線に緊急停止した。
当時車内はほぼ満席だったが、特に混乱は起きていなかったという。
しかし午後7時過ぎ頃、「運転計画をしているため発車のめどは立っていない」とアナウンスが。
車内のドアは一向に開くことはなく、この間に体調不良を訴える人も現れはじめる。
そんな中、カナダさんは一人の女性が乗客たちに何かを配っている声を耳にした。
それが、話題の大福だった。
彼女はカナダさんのもとにもやってきて、それを勧めてくれたそうだ。
「いただきます!」と受け取ったカナダさんは、その時食べた大福の味をいまだに忘れることができないと語る。
「大福の甘みが身体中に染み渡るようなおいしさでした!」
「この時自分も不安の中にいたので、大福の甘みや食感は普段食べるものとは何か違う味がしたように感じました」(カナダさん)