立ち往生の新幹線で生まれた〝温かな交流〟に21万人が感動 「優しい世界」「心に沁みます」
大福をくれた女性と再会し...
その後、カナダさんは大福をくれた女性と車内で再会した。
「美味しかったです!」と伝えると、彼女は「よかったです!」と喜んだ表情を浮かべていたという。
立往生してから約5時間が経過した午後9時47分、新幹線はようやく豊橋駅を発車した。

X上に投稿した体験談には多くの人々からコメントが寄せられ、カナダさんは予想外の反響に驚いたという。
配られた大福を販売している「小ざくらや一清」(愛知県名古屋市)に勤める和菓子職人からも、喜びのメッセージが届いたそう。
電車が立往生する中、女性や落ち着きを持って行動していた乗客、JRの乗務員すべてに感謝したいと述べたカナダさん。
「緊急時こそ『我こそは』ではなく『落ち着いて行動する」ということがどれだけ大切な事か改めて考えさせられた一生忘れることができない出来事になりそうです」
と当時を振り返った。
乗客の一人が「お土産で渡せなくなってしまったので、よければ食べてください」と、今日賞味期限きれる大福を乗客の皆さんへ配っていた。
— カナダ (@tkn0407inym) August 29, 2024
東京へ行けなくなった新幹線、行く当てを失ったのは乗客だけではなく、こういったお土産も…。
いままで食べた大福で一番おいしかったかも!#東海道新幹線 pic.twitter.com/2LHGFhDlHP