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宇宙はあの〝ジャスコ釧路店〟より近い!? 種子島にある案内板が話題「車で行けそう」「ロマンありすぎて涙出る」

松葉 純一

松葉 純一

2024.06.02 06:00
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宇宙への発着点にしたい

ところで宇宙への案内板が設置されたのは、いつ? どんな経緯で?

Jタウンネット記者は、南種子町役場に電話で問い合わせてみた。取材に応じたのは、企画課観光経済係の担当者だった。

「村木祐介_コスモさん」(@cosmo_muraki)さんの投稿より
「村木祐介_コスモさん」(@cosmo_muraki)さんの投稿より

担当者によると、案内板設置のきっかけになったのは、2023年12月に開催された「種子島宇宙芸術祭ライトフェスティバル」。「自然×宇宙×アートの融合」をテーマにしたアートフェスティバルだ。

企画に参加した世界的ライトアーティスト・千田泰広氏の発案で、宇宙への案内板を作ることになったという。

宇宙まで100キロというのは、国際航空連盟(Federation Aeronautique Internationale: FAI)という組織が、大気がほとんど無くなる高度100キロから上を宇宙と定義しているからだ。

ただ、村木さんの投稿までの間は......。

「千田さんのアイデアを基に、『宇宙への発着点にしたい』というコンセプトで、南種子町で案内板を製作し、設置にこぎつけたのですが、実は今までとくに反響はないまま......」(同担当者)

ちょっと寂しい感じだったようだ。

もしかしたら、南種子町に住む皆さんにとって宇宙はとても身近で、この町が宇宙への発着点であることも、当然なのかもしれない。だとしたら、「当たり前のこと」とスルーしてしまうのも無理はない。

ところが、村木さんの投稿によって町外に発信されると、話題は爆発的に広がった。

担当者は少し驚いたと同時に、内心ホッとしたという。

種子島宇宙センター(写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟)
種子島宇宙センター(写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟)

繰り返しになるが、地球観測衛星「だいち4号」搭載のH3ロケット3号機は6月30日に打ち上げの予定。

「宇宙への発着点」と、飛び立つロケットを見るために、種子島に旅してみてはいかがだろう。

種子島宇宙センター

〒891-3793 鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
https://www.jaxa.jp/about/centers/tnsc/
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