美術館、劇場、Barに朝市... 「日本一の旅館」はもはや「旅館」の域を超えていた
館内で「朝市」まで体験
ああ、充実した1日だった。到着してからずっと館内にいたが、退屈する暇もなかった。
もちろん、夕食も温泉も素晴らしく、館内を巡って使った体力は、すぐにチャージできる。
そして......朝は早起きした。なぜなら、加賀屋では朝しか楽しめないものもあるからだ。
6時から10時までの間、1階で開かれている「能登あすなろ市」だ。能登の海の幸や珍味、調味料といった食材がずらり。何を買おうか悩んでしまうほどの誘惑が待っているので、行く人は覚悟した方がいいだろう。記者も気づいたら約1万円分の買い物をしてしまっていた。
能登あすなろ市以外にも、ショッピングできる場所が加賀屋の中にはたくさんある。1階の「錦小路」と名付けられた通りには、美術館ツアーでも触れた伝統工芸品に、銘菓や海産物、地酒などを販売する売店が連なっているのだ。
チェックアウト前の7時30分~11時、チェックイン開始後の15時~21時30分に営業しているので、帰る前にお土産を買うだけでなく、寝る前に客室で楽しむお酒やおつまみを選ぶのに使ってもいいだろう。