2022年の「3年ぶり」を振り返る~祇園祭の「山鉾巡行」と「神輿渡御」~
祇園祭の「メインイベント」は...
ところで、祇園祭で最も重要な行事は、実は「山鉾巡行」ではない。その後に行われる「神輿渡御(みこしとぎょ)」である。
7月17日に八坂神社の三基の神輿が四条寺町の「御旅所」まで行く「神幸祭」、一週間後の7月24日に御旅所から八坂神社に戻る「還幸祭」が祇園祭の神事の中心。筆者が見た17日の「前祭(さきまつり)の山鉾巡行」と、その1週間後に行われた24日の「後祭(あとまつり)の山鉾巡行」は、それに合わせて行われる行事だ。
2022年はこの神輿渡御も3年ぶりに実施された。
17日の夕刻、それぞれ別の神を奉祀している3基の御神輿が担ぎ出され、四条寺町の御旅所へと向かう。
白い法被を着た人々がかけ声を響かせながら、金色の神輿を担ぐ。山鉾巡行とはまた違った迫力だ。
祇園祭では他にも、様々な神事・行事が行われる。今年、筆者が参加したのはその中でも最も盛り上がる「前祭」の宵山や山鉾巡行・神幸祭だが、来年は後祭や他の行事日程の日に訪問してみたい。
なんといっても「祇園祭」の期間は、まるまる1か月あるのだから。