門松ってなんで飾るの?正しい置き方は? 実は知らないあれこれを「日本正月協会」に聞いてみた
飾れなくてもOK?
今成さんは、現代において門松を飾る最大の意味は「おめでたさを演出する新年の風物詩」だと考えれば良いと説明する。
また、年神様が年始に山からおりてきて家々を周る時の目印として飾られている、というのもよく聞かれる話だそうだ。
「ただ、時代をさかのぼると、門松なんて飾れないようなひもじい家にも、年神様がやってきたという昔話が残っていますので、『年神様の目印』という話も、どこまで本当かはわかりません」(今成さん)
お正月飾りの大定番ではあるものの、門松を飾らなければご利益にあやかれない、ということはなさそう。感覚としては、クリスマスのイルミネーションに近いのかもしれない。

では、次は門松の正しい飾り方や片付け方について聞いてみよう。
今成さんによれば、統一された「正しい飾り方やマナー」というものはなく、地域によっても多少の違いがある。