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取材なのに、泣いちゃった... トーハク「150年後の国宝展」に集う宝物がエモすぎるから見てほしい

井上 慧果

井上 慧果

2022.12.16 08:00
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長く大切にされてきた初代「ハローキティ」

「150 年後の国宝展」では企業が「日本文化の中に大きな価値や意味をもたらした」と考える商品やサービスを紹介するブースと、「ワタシの宝物、ミライの宝物」というテーマの一般公募で全国から集まったものの中から、博物館と5人の選考委員が「特別賞」として選んだ「国宝候補」を展示するコーナーがある。

いわば巨大な「宝箱」と言っても差し支えのないこの展示を巡っている間、実は記者はずっと感極まって、涙ぐんでいた。どれも「私」の宝物ではないが、「誰か」にとって大切なものだと思うと、こみ上げてくるものがあったのだ......。

今からご紹介するのは、記者が「150年後の国宝展」の中で特にぐっときた、エモすぎる「宝物」たちである。

記念すべき「ハローキティ」のぬいぐるみ第1号、後ろの影はムービーになっている
記念すべき「ハローキティ」のぬいぐるみ第1号、後ろの影はムービーになっている

企業部門の「国宝候補」の中で記者の心に最も深く突き刺さったのは、サンリオの「HELLO KITTY」だ。

幼い頃から今まで、見ない日はないんじゃないかと思うほどに身近な存在のキティちゃん。展示されていたのは1975年(ハローキティ誕生の翌年)に作られたというぬいぐるみ第1号だった。年季が入ってちょっと古ぼけた、そしてどこか懐かしいそのぬいぐるみだけでも、グッとくる。なのに、その影までもが記者の涙腺を刺激してきた。

キティちゃんを大切そうに撫でる人や嬉しそうに手を振る人、それにこたえるキティちゃん......という様々な影が、ぬいぐるみの後ろに映し出されるのである。

たくさんの人たちに愛され、大切にされてきたキティちゃんという存在、そしてキティちゃんを愛してきたたくさんの人たちの「思い出」に触れているような気持ちになって、記者の涙腺は崩壊してしまった。これからの150年もきっと、キティちゃんは同じようにたくさんの人に愛されていくのだろうと想像すると、もっと泣けてしまう。

企業部門では他にも、「ゴジラ」や「ガンダム」、「プリキュア」、「初音ミク」といったエンタメコンテンツや「湖池屋のポテトチップス(のり塩)」や「ポカリスエット」、「セブンイレブン」など私たちの生活にとっても身近なものたちも展示されていた。なじみ深い存在たちも、それぞれの誕生の背景や思い出などと共に展示されていることで、どれもかけがえのない「宝物」なんだと改めて思い知らされ、エモーションが止まらなくなってしまう。

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