よくやっちゃうあの「乗り方」、実はとっても危険です 意外と知らない「脚立の正しい使い方」
「1メートルは一命取る」
――という標語が、安全衛生の世界にあるらしい。ダジャレのように見えるが、冗談ではすまされない。ちょっとでも高い場所で作業する時、そこには思いがけない危険が潜んでいるのだ。
2022年9月下旬、とあるツイッターユーザーの投稿がきっかけで、「脚立の事故が多い」という話題がSNSを賑わせた。ツイッターには多くの経験者からの生々しい報告が相次いだ。例えば......
「ちょうど1年前の今月やらかしました。 脚立に座り作業中倒れて、右足首骨折、入院手術。リハビリに半年、まだ完全には治ってません...。入院中、医者から下手して頭から落ちてたら死んでたと言われ恐ろしかったです」
「2年前にやらかしました。3メートルの高さの脚立の上にのって 作業中、脚立が倒れ左足首を 捻挫、2か月の重症。右足首に比べ、怪我をした方の 足首は曲がりにくくなりました」
「私も、救急車で運ばれ、CTを撮りました。一番上に乗って、地獄を見ました」
「私も脚立でひっくり返り 全治9か月でした」
他にも、痛々しい体験例が続々と寄せられている。Jタウンネット記者も、事故こそなかったが、脚立使用中にヒヤリとした経験はたびたびある。
大掃除、引っ越し、果物の摘み取り、庭木の剪定作業などに、脚立は本当に便利だ。ついつい気軽に使いがちだが、事故の危険がついて回る。安全に使用するためにはどうすればいいのだろう。
ツイッターの反応の中に、「長谷川工業さんのサイトに安全な使い方についてのページがあります!超オススメです」というリプライがあった。覗いてみると、写真付きで、実にスッキリ、分かりやすくまとめられている。そこで、Jタウンネット記者は長谷川工業に取材することにした。