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「雨の中を歩く私に、後ろから寄ってくる車。不審に思っていたら見知らぬおじさんがドアを開け『乗れよ!早く!』」(福井県・40代女性)

藤本 仁

藤本 仁

2022.10.12 11:16
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「早く!何もしないよ!」

傘は持ってきていませんでしたが、もともとそんなに歩く予定ではなかったので、だいぶ歩きにくいヒールのサンダルを履き、大きな荷物を持ってたので走るのもイヤ。頑なにずぶ濡れのまま歩き続けて路肩の狭い橋を渡っていると、後ろから来た車が私にやたら寄って来るのです。

「私、そんな遠慮なく歩いているかな......」と更に端に寄って歩いていると、その車が確実に私の行く手を阻むように止まりました。

そして、助手席のドアが開き、中から作業服を着た50代くらいの見知らぬ男性が声をかけてきたのです。

「乗れよ!早く!」
見知らぬ車に行く手を塞がれ...(画像はイメージ)
見知らぬ車に行く手を塞がれ...(画像はイメージ)

突然のことに私は困惑し「は?あっ、イヤ......」と遠慮しましたが、運転手は「早く!何もしないよ!」と続けます。

この車が止まっているせいで後ろには渋滞が出来ていて、その列からは「早く乗ったら」という無言の圧力のようなものも感じられました。

そして「ほんとはこんな無防備な事はしちゃいけないんだ!」と思いつつも私は車に乗り込んでしまったのでした。

「正直に言ってくれよ」
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