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品種名に「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」 不思議ネーミングのブロッコリー話題→販売元に由来を聞いた

井上 慧果

井上 慧果

2022.04.03 08:00
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名前の由来は「084」

朝から晩までの挨拶をしっかりしていて確かにとても礼儀正しいが、いったい何を思ってブロッコリーにこんな名前をつけたのか。Jタウンネット記者は2022年3月29日、販売元のサカタのタネに聞いた。

これは「こんにちは」(画像はサカタのタネ提供)
これは「こんにちは」(画像はサカタのタネ提供)

サカタのタネによれば、同社では新品種が誕生した際、正式な名前がつく前は試作番号で呼ばれているそう。

「おはよう」の試作番号には「084」という数字が含まれていたため、それをもじって「おはよう」と呼ばれはじめ、その愛称が社内だけではなく産地にまで広がるほど親しまれて定着。そのまま正式な名前になったそうだ。

ブロッコリーは寒さにあたるとアントシアンという色素が発生し、花蕾(つぶつぶの部分)が紫色になってしまうことがある。「おはよう」はそれを防ぐために開発された「アントシアンフリー」シリーズの1種目で、のちに発表された同シリーズのブロッコリーはそれに倣い「こんにちは」「こんばんは」と名付けられたのだそう。

「おはよう」はタネまきから収穫までの期間が95日前後となる中早生品種、「こんにちは」は105~110日の中生品種、「こんばんは」は150日前後の晩生品種。

3品種はこの期間が異なるため、植える時期や肥料をやるタイミングなどは違うが、基本的な育て方は同じ。品種や栽培環境により多少の味の違いは出てくるものの、区別するのは困難だという。

もしかしたら、もう食べてるかも?
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