「『女のくせに』と言われながらも、頑張っていたトラック運転手の仕事。ある日配達に行った先で、同業者の男性が...」(都道府県年齢不明・女性)
給料日まで残り5日で「200円しか無い!」
20代前半の頃です。
離婚したばかりで、お金が無く、子どもを育てるために大型商品を代引で個人宅の玄関まで運ぶトラック運転手の仕事をしていました。
当時の手取りは20万円ほど。アパート代に光熱費、携帯代、保育園代を払うと給料日前には、ほとんどお金が無い生活でした。仕事柄、普通の保育園では、お迎えに間に合わないため、無認可の保育園に子供を預けており、給料の半分以上が、保育園代に消えていきます。
給料日前になると「給料日まで、あと何日」と指折り数える日々。その時は、給料日まで、あと5日もあるのに200円しかありませんでした。
勤務時間が長くなれば、持参したおにぎりもなくなり、「お腹がすいた。でも、家に帰れば米も有るし乾麺もある!我慢しよう」とギリギリの生活を送っていました。
そんな生活を送る中、配送で訪れた何軒目かのアパートにベッドを持っていきました。「2階に、このベッド運ぶのか。キツイなあ」などと思い呼び鈴を鳴らすと、お腹の大きな奥様が出てきました。