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あの時はありがとう
旅先いい話

「電車の中で、だんだん暗くなる視界。側に座っていた若い男が、私のマフラーに手をかけて...」(都道府県不明、40代男性)

大久保 歩

大久保 歩

2021.10.20 08:00
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その子の降りる駅はどこだったのか...

男の子が、私に向かってこう言いました。

「降りる駅はどこですか?着いたら起こしますのでそれまで寝ててください」

その言葉に甘えて、3つ先の駅を伝えじっと座っていると、だんだん落ち着き、意識もはっきりしてきました。

降りる駅に着くと「着きましたよ、立てますか?」と彼が声をかけてくれ、さらに、出口まで付き添ってくれたのです。

私よりも10歳は年下に見える子です。自分がその年頃に同じような対応ができたとは思えません。

後からふと思いましたが、その子の降りる駅は本当に、もっと先の駅だったのか......。もしかしたら、気遣って私の降りる駅まで付き添ってくれたのかもしれません。

今頃どうしているかな、きっと健やかな人生を送っているんだろうな。

当時は気の利いたお礼の言葉も言えませんでしたが、たいへんお世話になりました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

体調が悪そうな人に声をかけるのは、勇気がいるもの。それでも手を差し伸べてくれた青年の優しさは、Cさんの胸の中に残り続けている。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

自分を助けてくれた誰かに伝えたい「ありがとう」がある人はぜひその時の話を聞かせてほしい。

いかがだろうか。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、旅行に行った時期・場所、具体的なエピソード(どんなことにほっこりしたのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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