「電車の中で、だんだん暗くなる視界。側に座っていた若い男が、私のマフラーに手をかけて...」(都道府県不明、40代男性)
その子の降りる駅はどこだったのか...
男の子が、私に向かってこう言いました。
「降りる駅はどこですか?着いたら起こしますのでそれまで寝ててください」
その言葉に甘えて、3つ先の駅を伝えじっと座っていると、だんだん落ち着き、意識もはっきりしてきました。
降りる駅に着くと「着きましたよ、立てますか?」と彼が声をかけてくれ、さらに、出口まで付き添ってくれたのです。
私よりも10歳は年下に見える子です。自分がその年頃に同じような対応ができたとは思えません。
後からふと思いましたが、その子の降りる駅は本当に、もっと先の駅だったのか......。もしかしたら、気遣って私の降りる駅まで付き添ってくれたのかもしれません。
今頃どうしているかな、きっと健やかな人生を送っているんだろうな。
当時は気の利いたお礼の言葉も言えませんでしたが、たいへんお世話になりました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
体調が悪そうな人に声をかけるのは、勇気がいるもの。それでも手を差し伸べてくれた青年の優しさは、Cさんの胸の中に残り続けている。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
自分を助けてくれた誰かに伝えたい「ありがとう」がある人はぜひその時の話を聞かせてほしい。
いかがだろうか。
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