「街の本屋さん」に行きたくなる! 大阪の書店が仕掛けた「業界のためのプロジェクト」に多くのエールが集まったワケ
2021.07.03 20:00
「近所の本屋に行ってみたい」の声も
まず、クラウドファンディングで目標額を大幅に上回る資金を調達できた要因について、小西さんは次のように話した。
「応援してくれた方がたくさんいたのは大前提ですが、それに加えて、出版社やYouTuber、インフルエンサーの人たちなど、さまざまな分野の人たちに広く興味を持っていただけたことが大きかったと思います」
クラウドファンディングが成功したことで、小西さんのもとには
「今まで本を買うときはAmazonでポチッとしてたけど、(これからは)近所の本屋に行ってみたい」
「(オリジナルの)ブックカバーを全国で配ってくれて嬉しい」
などの声が届いたそう。
さらに、「(今回のプロジェクトで)初めてクラウドファンディングに参加した」という人も多かったのが嬉しかったと言う。
「たくさんの人に協力してもらったことで、これからも書店をやっていくにあたり、たくさんのものをもらえました」(小西さん)
対象店舗で文庫本を購入すると、「アイスキャンディ型ブックカバー」6種の中から、好きなデザインのカバーと「栞」をつけてもらえる。
全国の対象店舗については、確定し次第、公式SNSで公開する予定とのこと。
今年の夏休みは、ぜひネット書店だけでなく、街の本屋さんで本を手に取ってみよう。