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高齢者の詐欺被害を未然に防ぐ「声かけ」方法に反響 尋ねるべきは「親切な人」の存在

大久保 歩

大久保 歩

2021.04.27 21:00
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警視庁ではeラーニング動画も

画像はイメージ

ちこりの教室さんがこの知識を得たのは、11日に放送された情報番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)でのこと。

この日の放送では、詐欺・悪徳商法評論家の多田文明さんが、「詐欺師はとても親切に丁寧な説明や対応で安心させる」ため、「怪しい人は来なかった?」という声かけではなく「とても親切にしてくれる優しい人は来なかった?」と聞いたほうが、被害を防ぐのに効果的だと解説した。

「目から鱗で、なるほどと思ったのでツイートしてみました」(ちこりの教室さん)

ちこりの教室さんも実際に、60代半ばのお母さんに「最近、親切にしてくれる人はいるか」聞いてみたそう。

「親切にしてくださってる方はたくさんいるようで、今のところ怪しいと思われる人(最近急接近している人や金銭関係など)はなさそうでした。さりげなく話題がふれたのは良かったです。今後もちょくちょく聞いてみようと思いました」

と、教えてくれた。

このように、直接「怪しい人」について尋ねるのではなく、「親切にしてくれる人」という表現で探りを入れることに加えて、他にもできることはあるだろうか。

国民生活センターの公式サイトには、「高齢者の消費者トラブルを防ぐための見守りチェックリスト」が掲載されている。

ここでは、

・家に見慣れない人が出入りしていないか
・カレンダーに見慣れない事業者名などの書き込みがないか

など、高齢の家族がトラブルに遭わないよう見守るとき、具体的にどこに注意すればいいかが全9項目紹介されている。

また、警視庁による「特殊詐欺根絶アクションプログラム・東京」では、振り込め詐欺などの「特殊詐欺」について、よくある手口や留守番電話の活用法など、対策がわかりやすく学べるeラーニング動画が無料で公開されている。

家族に教えるのはもちろん、自分でもこれらをチェックし、トラブルを未然に防ぐ心構えをしておきたい。

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