「高齢団体客がロマンスカーで『ラッキョウ漬け』を食べ始めて...。クサすぎて、展望席からの風景も色褪せました」（東京都・50代男性）

「私の横にはおじいさんのお尻がずっと...」

数年前、妻と二人で箱根に宿がとれたので、ロマンスカーを予約しました。

最後尾でしたが展望席をとれたので、楽しみに乗り込みました。その時のことです。

発車時間が近づいてきて「空いているな」と思ったのも束の間、隣の列に8人くらいのご高齢の団体客が乗り込んできました。

聞き覚えのある、ある地方の訛りで話していたので、

「ああ、あそこから新宿まで出てきて箱根までの旅行なんだ」

と思っていたのですが、いつまでたってもおしゃべりが止まりません。

席を立ったままお話をするので、通路側の私の横にはおじいさんのお尻がずっとありました。

そのうち、お話の肴に、数人が大きな容器で持ってきたお漬物を開きだしました。見るとラッキョウなどもあって、もう臭いが大変な状態。

しばらく我慢しましたが、車掌さんが巡回してきたときに

「匂いが大変なので他に移れる席はありませんか？」

と聞くと、「あいにく満席なんですよ」とのこと。

仕方なく我慢していると再度同じ車掌さんが来て、私に

「予約が入っているのですが、どなたも来られなかった席が2席あります。●号車の一番先頭で足元が狭いのですがいかがでしょうか？」

と...。素晴らしい対応をしてくれた車掌さんに丁寧に感謝し、席を移動しました。