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「高齢団体客がロマンスカーで『ラッキョウ漬け』を食べ始めて...。クサすぎて、展望席からの風景も色褪せました」(東京都・50代男性)

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.03.18 20:00
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楽しみにしていた妻との箱根旅行。せっかくなので、ロマンスカーは展望席を予約した。

「空いているな」と思ったのも束の間、隣の列に高齢の団体客がドカドカと...。しばらくすると、漬物の臭いがプーンと漂ってきて――。

これは、東京都在住のHさん(50代男性、仮名)が、特急列車内で体験したエピソード。夫婦水入らずで、箱根の宿まで向かう道中に起きた悲劇の一部である。

電車の車両内で、非常識な客に出会ったことがある人は少なくないはずだ。

ここでいう「非常識」とは、警察沙汰とまではいかない程度のモノ。たとえば大騒ぎする客や、足を大きく広げて自由席を2席分確保するような人たちのことを指す(こういう輩が一番厄介なのである)。

Hさんは、漬物の臭いに耐え切れず車掌さんに声かけをし「避難」を試みたという。はたして、その結末とは。旅路の行く末を見てみよう。

「私の横にはおじいさんのお尻がずっと...」

お漬物の臭いが...(画像はイメージ)
お漬物の臭いが...(画像はイメージ)

数年前、妻と二人で箱根に宿がとれたので、ロマンスカーを予約しました。

最後尾でしたが展望席をとれたので、楽しみに乗り込みました。その時のことです。

発車時間が近づいてきて「空いているな」と思ったのも束の間、隣の列に8人くらいのご高齢の団体客が乗り込んできました。

聞き覚えのある、ある地方の訛りで話していたので、

「ああ、あそこから新宿まで出てきて箱根までの旅行なんだ」

と思っていたのですが、いつまでたってもおしゃべりが止まりません。

席を立ったままお話をするので、通路側の私の横にはおじいさんのお尻がずっとありました。

そのうち、お話の肴に、数人が大きな容器で持ってきたお漬物を開きだしました。見るとラッキョウなどもあって、もう臭いが大変な状態。

しばらく我慢しましたが、車掌さんが巡回してきたときに

「匂いが大変なので他に移れる席はありませんか?」

と聞くと、「あいにく満席なんですよ」とのこと。

仕方なく我慢していると再度同じ車掌さんが来て、私に

「予約が入っているのですが、どなたも来られなかった席が2席あります。●号車の一番先頭で足元が狭いのですがいかがでしょうか?」

と...。素晴らしい対応をしてくれた車掌さんに丁寧に感謝し、席を移動しました。

今度は後ろの人が豚カツを食べ始めて...

トンカツ弁当の臭いが...(画像はイメージ)
トンカツ弁当の臭いが...(画像はイメージ)

移った先はごくごく普通に、旅行者らしき人とビジネスっぽい人が入り混じる光景で非常に静か。これで安心したと思ったのですが、後ろの方がトンカツ弁当を食べ始めてすごい臭いでした。

でも弁当ですから、すぐに臭いもなくなり、無事箱根に到着しました。

食堂車がほぼなくなった現代では、自席で食事をするのが当たり前です。ですが、あまりに強い臭いが嫌がられるというのは、周囲の方々の表情を見ていると分かります。

それが漬物の臭いだったり、うるさいおしゃべりだったりが重なると...。

展望席の良い景色など、ここまでどうでもよくなってしまうのかと、思い返して自分でも驚きました。

自分自身はせめて周囲の方々に嫌な思いをされないよう気をつけたいと思いました。

「のりもの」で出会った「迷惑な客」いませんか?

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