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代替商品に「待っていて。必ず帰ってきます」 原料不漁で「青のり」休売...三島食品の粋なメッセージに反響

笹木 萌

笹木 萌

2020.07.20 19:56
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収穫量は5年で10分の1

担当者によれば、スジアオノリは5年以上前から収穫量が減り、19年度の収穫量は15年度の約10分の1になった。三島食品の調査によれば、平均落札価格も同期間で5.5倍に上昇している。

収穫量の減少に伴い、「青のり」はもともとあった5グラムや8グラムなどの商品を段階的に減らし、最終的には2.2グラムのみを販売。その2.2グラムの「青のり」も6月をもって出荷停止、新商品「あおのり」が7月から発売された。

スジアオノリの不漁の原因について、担当者は、

「原因ははっきりしていませんが、一番よく言われるのは海水温の上昇ですね。冬に収穫されるものなので、ある程度冷たい水が必要なのですが、それが高くなってきています。

それともう1点、アオノリは川と海が混じり合う汽水域で作られます。水害があるといけないので川の護岸工事をしますが、それで山の栄養分が川に流れにくくなるのではないか、と言われています」

と説明する。

新しい養殖施設も活用し、1年から1年半後には「青のり」の再販を目指すとのこと。「あおのり」のパッケージがツイッターで話題になったことについて、担当者は、

「どれを読んでも『応援している』というお声が非常に多く、大変心強く、嬉しく思っております。これを励みに養殖を頑張っていきたいと思っています」

としている。

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