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代替商品に「待っていて。必ず帰ってきます」 原料不漁で「青のり」休売...三島食品の粋なメッセージに反響

笹木 萌

笹木 萌

2020.07.20 19:56
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「青のり」と別商品した理由は?

三島食品はなぜ「あおのり」の発売に至ったのか。Jタウンネットは7月20日、三島食品の広報担当者を取材した。

三島食品の公式サイトによれば、「青のり」の原料・スジアオノリは青のり類の中で最も高級品。「あおのり」の原料であるウスバアオノリとヒラアオノリに比べ、香り豊かでなめらかな食感だという。

担当者によれば、「これまでもの青のりを長く使われている方なら、微妙な味の違いを理解されるかもしれない」とのことだ。

「青のり」(写真左)、新商品「あおのり」(右)(画像は三島食品提供)
「青のり」(写真左)、新商品「あおのり」(右)(画像は三島食品提供)

従来の「青のり」と別商品にした理由を聞くと、

「長くから購入されて『青のりが好きだ』というファンの方もいらっしゃいますので、間違わないようにという意味で別商品にしました。また今回変えたのがパッケージの色と商品名ですが、問い合わせがあったときにどちらをお持ちなのかがすぐ分かる、という点もあります」(三島食品・広報担当者)

1971年に発売され、来年で50周年を迎える「青のり」が、市場からなくなるのは今回が初めて。出荷は停止したが、店舗によっては「青のり」の在庫を販売しているところもあるという。

パッケージの裏面にメッセージを記載したことについては、

「原材料の品質維持と安定供給を自らの手で確保する取り組みを行っているので、それをお伝えしたいという意味で記載しました」(三島食品・広報担当者)

とのこと。三島食品は高知・室戸にある陸上養殖施設と徳島・吉野川でスジアオノリを収穫してきたが、6月からは広島・走島でも新たに養殖を開始している。

収穫量は5年で10分の1
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