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外観と内装のギャップがすごすぎる無人駅が話題 どうしてこうなった?仕掛け人に聞いた

井上 慧果

井上 慧果

2020.05.19 17:00
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13日かけて1人で制作

この芸術的な駅舎が完成したのは15日。

制作は全てGOMAさんが1人で行ったとのこと。作業を始めたのは3日。駅舎を掃除をしてペンキを塗った後、9日間かけて絵を描いたという。

ゴミ箱もアートに
ゴミ箱もアートに

弘南鉄道とコラボした経緯を聞くと、GOMAさんは

「以前から弘前鉄道さんとは電車をランタンの光だけで走らせるランタンアートなどでコラボさせて頂いてたんです。駅を丸ごとアートにするのとか面白いな、ってここ1、2年ずっと話してたんですけど、仕事の関係でなかなか時間が取れなくて。

今回、新型コロナウイルスの関係で色々と仕事がキャンセルになったので、せっかくだから今やろう! ということで実現しました」

と話す。田舎館駅を利用する人は、通勤・通学客が多いそうで、そうした人たちを励ましたいという思いも込めたという。

一切下書きなどもせずに描き上げたという今回の駅舎アート。GOMAさんは作品に込めた思いを次のように話す。

「たとえば、天井に大きな目があるんですけど。制作中、地元の子どもたちが遊びに来たり、駅の自販機に農家の人が飲み物を買いにきたり、ということがよくあって、この地域の人たちを子どもから大人までを見守るような場所になれば、と思ってこれを描きました。

その周りにいっぱい生えている手は千手観音をイメージしていて、来る人を包みこめるような、そんな思いで描きました」
地域を見守る瞳と包み込む手
地域を見守る瞳と包み込む手

地域住民も「美術館みたい」
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