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「埼玉県民なら皆知ってる」って本当? ブラタモリで紹介の「大宮台地」

野口 博之

野口 博之

2017.07.04 06:00
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「ガチで習う」「覚えがない」と賛否が分かれる

こんなありがたい大宮台地だが、埼玉県民なら小学校で習うなどして皆知っているということには、ツイッター上で賛否が分かれている。地元の人とみられるツイート主のうち、賛成の意見は――

一方、ツイート主からは、否定的な声も次々に出ている。

そこでJタウンネットは、埼玉県教委の義務教育指導課に7月3日に話を聞いてみると、こんな説明だった。

「小学校3、4年で、地域についての学習をしますが、郷土資料の副教材や補助教材で大宮台地のことを学習していることは考えられます。しかし、県内すべての学校で教えているかというと、それは把握していません。県民なら皆、大宮台地を知っているかについても、よく分からないですね」

さいたま市なら小学校で学習しているのだろうか。市教委の指導1課では、このような話が聞けた。

「3、4年時の地域の学習で、江戸時代に水田を開発したことを教えるときに、台地の地形に沿って用水を引いたことは出て来ます。しかし、大宮台地という名前については教えていません。16年以上前の旧大宮市の時代には、社会科の副読本を使って、大宮台地のことを教えていた可能性はあります。そして、さいたま市になってエリアが広がり、バランスよく市内の地形を学ぶようになって、教えなくなったのでしょうね」

小学校のときに習ったと言う人は、旧大宮市のときに学んだのかもしれない。とはいえ、色々とありがたい存在なだけに、埼玉の人なら多くの人が知っていてもおかしくはないようだ。

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