今まで捨ててた「みかんの皮」を、和歌山のメーカーが再利用に成功
2014.12.17 06:51
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年12月2日放送で「みかんの皮」について取り上げていました。
みなさんはみかんの皮をむいた後、その皮をどうしていますか?
ですが皮をあなどるなかれ、みかんの皮には心を癒すチカラがあるのだそうです。
みかんの生産量が日本一の和歌山県。
みかんの皮は一部はマーマレードなどに利用されていますが、ほとんどは廃棄されているといいます。
そこで、「この皮をなんとか利用できないものか」と考えた和歌山県海南市のメーカーが、みかんの皮からアロマオイルを生産することに成功したそうです。
肌に悪い成分を取り除いて香り成分のみの抽出に成功
みかんの皮からアロマオイルを作るのに成功したのは、酒造メーカーの「中野BC」。
焼酎製造で培った技術を駆使して、日光が当たっても「しみ」や「肌荒れ」の原因となる物質(光毒性)が発生しないように"香り成分のみ"の抽出に成功しました。
開発した大西由里子主任研究員によると、みかんジュースメーカーの廃棄物を用いて、皮2kgから5ml(小瓶1本分)のアロマオイルが精製できるとのこと。
現在は試作段階ですが、10月の上旬に特許を出願済みで、2015年春の商品化を目指しているそうです。
アロマオイルで肌トラブルを起こすのはけっこうある話。
肌に悪影響を与えるものを取り除いた、みかんのすっきりした香りが香るアロマオイルなら使ってみたいですよね。
発売が楽しみです。(ライター:ツカダ)