知ってた?鴨川名物「納涼床」の厳しいルール
2014.05.11 06:04
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年5月1日放送で「鴨川の納涼床」について取り上げていました。
京都で、5月1日から「鴨川の納涼床」が解禁されました。
この鴨川の納涼床はそもそも、豊臣秀吉が三条と五条の橋を架けかえたことが賑わうキッカケになり、1610年ごろには、出雲の阿国が始めたとされる歌舞伎芝居に合わせて仮説の茶屋ができました。
そして現在では、二条通から五条通の間におよそ100店が、5月1日から9月30日まで"夜の床"を、5月と9月は"昼の床"を出しています。
その歴史と粋を伝承するお店はどこも風流を感じる素敵なところばかり。
夏の京都に来たら是非行きたい場所のひとつですよね。
歴史と風情を守るためのいろんな決まりごとが
実はこの納涼床には、景観を大切にする京都ならではの決まりがいろいろとあるのです。
その一例としては、隣り合うお店同士の床の高低差は50cm以内、床は母屋に接続して設けて二階構造は認めない、など。
また、床や柱のデザインは伝統的意匠を基調とすることとなっていて、アーチや曲線を主体にした造りは伝統的意匠と認められず不可とされています。
長い歴史を受け継ぐ守るために妥協はしない、そういうところが京都の風流を生んでいると言えますね。(ライター:ツカダ)