74歳が書いた江東地区の「グルメ・お散歩」冊子 コミケで15分完売、市版決定
2013.09.17 15:00
同人誌サークル率いる息子さんがコミケに持ち込む
じつは、この「町あるき江東」の筆者の息子さんは同人サークル「NECO青龍」を率いる矢野芳典さん。この夏の「コミックマーケット84」での頒布は、矢野さんが筆者から依頼されたことがきっかけだった。
矢野さんが事前に、ツイッターで「うちの親父が70歳超えて同人デビューした」とツイートしたことが評判を呼んだこともあって、「それ(コミケ)以前に売れていた分と合わせて300部が完売した」(江東健康友の会)という。
さらに当初、筆者である矢野さんの父は増刷するつもりがなかったが、矢野さんのツイッターでの呼びかけもあり、市販が決定。150部を増刷して、現在は同人誌の委託販売を手がけるデジタルステージ(D‐STAGE)のWebshopなどで450円で販売している。
アニメやゲームが圧倒的に多くを占めるD‐STAGEに、グルメ同人誌の表紙は似合わないという声もある。しかしD‐STAGEでは「(ガイドブックの販売は)確かにほとんど例がないですね」としつつ、Webshopの目立つ場所に配置。「話題になっていたこともあり順調に売れています」と話している。