四国No.1都市はどっちだ!?高松と松山の都会度を検証する
日本の面積の4.8%、人口の3.3%を占める四国は、中央に四国山地や讃岐山脈がある、急峻な地形で可住地が比較的少ない島だ。東西南北の往来が不便だったこともあって、文化がバラバラでまとまりがなく、四国経済をリードする政令指定都市もないが、国土の重要部分であることに変わりない。
国の出張機関の多くは香川県高松市に置かれている。本土に一番近い県庁所在地だったからと思われるが、本四3橋の開通後、関西圏に一番近い県庁所在地は徳島市になり、かつてほどの存在感はない。
島内で最大の都市は51万6000人の愛媛県松山市だ。高松市は四国の人口2位で41万9000人。以下、3位が高知市の33万5000人、4位が徳島市の26万1000人と続く。
人口密度でも松山市は高松市を上回っている。
NHKは四国ブロックの拠点を松山に置いている。BS列島ニュースで映されるのは同市の街並みだ。福岡・広島・大阪・名古屋・仙台・札幌と並んで登場する。「四国一の都会はやっぱり松山なんだな」と視聴者が思ってもおかしくない。
四国で実力最大都市なのは、高松か松山のいったいどちらなのか。