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アジア競技大会の開催地にとどまらない杭州の活力を明らかに

2023.07.18 15:04

AsiaNet 100229 (0508)

【杭州(中国)2023年7月17日新華社=共同通信JBN】このほど、世界的に有名な西湖がある中国東部の都市・杭州で、第19回アジア競技大会の聖火が点火されることになりました。40の主要競技が行われ、手に汗にぎるパフォーマンスを通して杭州に情熱と活力を注入します。

杭州は常に活気に満ちた都市であり、それは同市の豊かな歴史、魅力的な文化、発展した経済、そうした特徴の創造的な変革と革新的な表現によるものです。

▽古くからの先駆的な地域

杭州が正式に成立したのは中国を初めて統一した秦王朝(紀元前221-207年)の時代ですが、この地域にはそれよりもずっと早くから輝かしい歴史がありました。

杭州では早くも4300-5300年前に高度な稲作が始まり、精巧なヒスイ工芸品が開発され、後期新石器時代の代表的文化である良渚文化が生まれました。良渚古城遺跡は世界文化遺産に指定され、5000年以上にわたる中国文明の悠久の歴史を示す最大かつ最高レベルの地域の1つになっています。

約5000年に及ぶこの歴史的背景は、今日に至るまで脈々と受け継がれています。大会マスコットの「Congcong(琮琮)」、メダル「Shan Shui(湖山)」、そしてトーチのデザインは良渚文化の祭器である玉琮(ぎょくそう)から着想を得ています。アジア競技大会の採火式は良渚古城遺跡で行われ、集火装置の外形デザインは良渚の玉壁に由来しました。こうした素晴らしい歴史が、杭州の独特で創造的なデザインに反映されました。

▽より良い生活に向けて文化を体験

南宋時代(西暦1127-1279年)に杭州は古代都市としての発展史の頂点に達し、高度に繁栄した文化を育みました。

宋王朝の都市、社会、文化の遺産は、この後の元王朝の時代に杭州を訪問した西洋の探検家マルコ・ポーロが「世界で最も美しくて荘厳な天の都市」と述べるほどの感銘を与えました。華やかで繊細かつ独創的な宋王朝の文化は、数千年後の杭州においても鮮明に残っています。

今日、杭州ではますます多くの地元住民や観光客が西レイ印社(Xiling Seal Art Society)を訪問し、香り高い現地の茶を味わい、宋王朝の伝統的な服装で西湖を散歩し、南宋德寿宮遺跡博物館の赤壁で写真を撮ったり、有名な宋王朝の絵画様式にちなんで建築された中国国家版本館(China National Archives of Publications and Culture)の杭州分館を訪問するなど、由緒ある魅力的な文化を体験して楽しんでいます。

2022年、杭州の観光総収入は1298億元に達しました。この10年、杭州の文化産業は急速な発展を維持しています。2022年、杭州の文化産業の付加価値は2420億元で、そのGDP成長率を2.5%ポイント上回りました。杭州市人民政府(The People's Government of Hangzhou Municipality)によると、文化産業はGDPの12.9%を占め、経済発展の重要な柱になっています。

▽イノベーション主導による経済発展

もう1つの世界文化遺産である中国の大運河の南端は杭州から始まります。運河の黄金時代、流れる川の水は杭州に全国各地から様々な商品、食品、衣類、習慣、公式な礼儀作法をもたらしました。その結果、杭州は重要な商業流通の中心地となり、イノベーションを重視することが養われました。

今日、インターネットとデジタル技術の発展が大運河の流路に取って代わり、杭州と中国全土、そして世界を結んでいます。広範なデジタル取引ネットワークが確立し、デジタル経済の飛躍的な発展を促進しています。

杭州は、アリババ(Alibaba)、アントグループ(Ant Group)、Neteaseなど、世界のトップ100に入る10社以上のデジタル取引企業の本拠地であるだけでなく、中国のクロスボーダー電子商取引輸出リテールプラットフォームの3分の2と、全国のクロスボーダー決済取引の70%を擁しています。eスポーツ大会が初めてアジア競技大会の種目に採用されたことは、杭州のデジタル経済の発展をはっきりと反映するものです。

何千年を経ても、杭州の活力はまったく衰えていません。将来を見据えても、この高度に確立されて革新的な都市は、華やかな活気を持ち続けると見込まれています。

ソース:The People's Government of Hangzhou Municipality

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