熊本県が日本一「少ない」もの
2014.03.20 19:09
今は引っ越しシーズンの真っ最中だが、新しい土地で驚くことの1つがごみ出しルールではないだろうか。なんでも可燃ごみに含めてしまうところもあれば、何十種類に分けるところもある。自治会に入らないと地域の集積所にごみを置かせてもらえないケースも。場所によってルールは千差万別だが、細かく分けて収集している自治体ほどごみの減量化を果たしているようだ。
環境省が公表した「一般廃棄物処理事業実態調査」によると、平成24年(2012年)度実績で、住民1人が1日に出すごみの量が、都道府県別で熊本県が845グラムと2年連続最少だった。同県は平成19年度が4位、平成20年度が3位、平成21・22年度が2位と、着実に順位を上げてきた。
以下、沖縄県が853グラム、長野県が862グラム、佐賀県が873グラム、滋賀県が876グラムと続く。
一方のワーストは、福島県が1094グラム、青森が1069グラム、群馬県が1059グラム、大阪府が1053グラム、新潟県が1044グラムという順。国庫補助による災害廃棄物の処理量、経費等は除外されているが、福島県は平成23年度から急激に順位を落としており、震災に伴う生活環境の変化が影響しているのかもしれない。
1000グラムを超えているのは12府県あった。過去5年間の推移をみると、大阪府、群馬県、山口県、新潟県、青森県あたりが下位の常連となっている。