世界各都市の高齢化対策は? 高齢大国ニッポンで国際会議が開催

2014年12月 3日 18:40

「歩いて暮らす都市」スローガンがつくりあげた健康優良都市(豊岡市)

兵庫県北部に位置する豊岡市は、野生のコウノトリが生息する自然豊かな土地で知られる。市民の3.7人に1人が高齢者で、その約半数(また介護認定者の約7割)が生活習慣病で死亡することが課題だった。そこで、2012年に「健康政策」を策定、「歩いて暮らす都市」政策への転換を図ったのだ。豊岡市はまず4つのモデル地区を選定し、市民に運動指導や歩数計を提供し支援。2012年は189人、2014年には292人のBMI値・インスリン値の改善ができたという。

翌年には全市をあげて取り組み、42もの団体が参加する施策となった。結果、一人当たり約12800円の医療費を削減し、約3億円もの医療費削減効果を生み出したという。これは、豊岡市の医療費予算75億円のうちの4%に相当する。また、この取り組みに参加して貯める「健康ポイント」の平均獲得数は7965ポイント、10000ポイント=1000円として提携店で使えるが、交換申請した約7割が保育園・小中学校に寄付したとのこと。医療費・地域教育の両面でも、健康促進策は地域社会に貢献しているのだ。

また興味深いことに、市の調査で「健康意識」「運動の頻度」「継続期間」「仲間の存在」のどれか一つでも上がると、他の要素にも上昇影響を与えることが分かった。スポーツや運動を通じ、高齢者と若年層の結びつきを強めていることも、今回のテーマの「地域社会」に好影響を与える取り組みだと言えるだろう。2020年には、2万7000人の高齢者のうち10%が参加してもらえるよう、市は引き続き取り組みの推進を図るという。

アクセスランキング
デイリー
  週  
  月  
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
関連サイト

独自の視点でビジネス&メディアをウォッチ。毎日更新。

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

クイズも、診断、投票も。あなたが作る。みんなが解いてくれる。

↑上へ