まるで「ポニョ」の世界だ...! 三島市で遊歩道が水没し、リアル「水の都」と化しているらしい

2020年9月23日 17:00

静岡県三島市を流れる源兵衛川。飛び石など含む遊歩道が設置され、普段はそこを歩く人々も見かけられる。

しかし現在、その源兵衛川の水量が増し、遊歩道が水没するという状況になっている。

その様子がこちらだ。

水量が増した源兵衛川(画像はさむ@urakutenismさん提供)
水量が増した源兵衛川(画像はさむ@urakutenismさん提供)

おそらく人が通れたであろうスペースが、水中に沈んでいる。三島市は富士山の湧き水が噴出しているため、古くから「水の都」と呼ばれているが、まさにその名を体現したような光景だ。水もかなり透き通って見える。

この光景は、ツイッターユーザーのさむ(@urakutenism)さんが2020年9月13日に投稿したことで話題に。遊歩道が沈んでしまったのは残念だが、他のユーザーからは、

「ヴェネツィアに行きたくなった笑」
「水没したけど神秘的だなぁ」
「水がめちゃくちゃ綺麗!!なんなら美味しそうだわ」
「ただただ美しいだけだった...」

といった好意的な声が寄せられている。中にはジブリ映画「崖の上のポニョ」(2008)に登場する、水没した町のシーンを想像する人もいたようだ。

「崖の上のポニョ」(C)スタジオジブリ
「崖の上のポニョ」(C)スタジオジブリ

源流の水量は7月ごろから上昇

しかし、なぜ源兵衛川の水量は増加してしまったのか。

源兵衛川は、三島駅前の市立公園・楽寿園にある「小浜池」に湧き出す富士山の伏流水を源流とする川。今回の水位上昇は、小浜池の水量増加が原因のようだ。

Jタウンネットは9月23日、三島市の商工観光課を取材。観光課を通して、農政課や楽寿園に詳しい話を聞いた。

源兵衛川の様子(画像はさむ@urakutenismさん提供)
源兵衛川の様子(画像はさむ@urakutenismさん提供)

楽寿園によれば、小浜池の水量は20年7月に入ったころから急増した。7月1日の時点で小浜池の水位は69センチだったが、同月下旬には過去最高水位(これまでの最高水位は1961年の215センチ)を59年ぶりに更新。217センチを観測し、9月23日現在も217センチ以上の状態が続いている。

源兵衛川の水量は、楽寿園では把握していないが、「小浜池よりも標高の低い場所に位置する源兵衛川では、それよりも早く水量が増え始めていたのではないか」とのことだった。

また、小浜池の水位が上がっていることに関しては2つの理由が挙げられるといい、

「専門家の話では、昨年の台風19号などの影響で富士山周辺の雨量が多かったことで、 冬場の渇水期の地下水の水位が高いレベルを保っていた。また、富士山の雪解け水と、今年6~7月の長雨が重なって水量が増したとのことです」(楽寿園)

としている。

楽寿園の入園者数は増加

楽寿園では小浜池の水位が150センチとなった状態「満水」としており、満水を観測したのは2011年以降9年ぶり。商工観光課によれば、その状態を見るためか、8月の楽寿園入園者数は前年比の約2倍になっているという。

源兵衛川に関しては、遊歩道の通行止めはしていないが、可能であれば迂回してほしいとのこと。実際に遊歩道を歩いてみたという職員は「(水流に)足がとられそうで、危ないと感じました」と話しており、

「特に小さなお子様をお連れの場合は危険ですので、目を離さないよう細心の注意を払っていただくか、迂回をお願いします」

としている。

20年9月の源兵衛川(提供・三島市商工観光課)
20年9月の源兵衛川(提供・三島市商工観光課)

19年7月の源兵衛川(提供・三島市商工観光課)
19年7月の源兵衛川(提供・三島市商工観光課)

楽寿園および三島市農政課は、このような状態が9月いっぱいは続くと予測。幻想的な光景だが、見に行く際は十分気を付けてほしい。

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