「コインランドリー」が今アツい? 「滞在型」へ進化した最新鋭店舗に潜入
2016.06.03 11:00
いま、コインランドリー業界が熱い。店舗数は右肩上がりに増え続け、コインランドリー経営に目をつける投資家も多い。実際売り上げも堅調に推移しており、これまでのイメージを覆すような新しいスタイルの店舗も出てきている。
これまでコインランドリーというと、自宅に洗濯機がない学生や単身者が利用するものと考えられてきたが、今では主婦層の利用も多く、休日に一家で出かけてくるファミリー層の利用も多いそうだ。
こうした変化は、さまざまな要因が組み合わさって生まれた。1つは、女性の社会進出と共に共働き家庭が増え、家事の負担を軽減し時短化したいというニーズが高まったこと。
2つめは、住宅の気密性が向上し、部屋干しすると部屋に結露やカビが頻繁に発生するようになったり、高層マンションなどで洗濯物を干すことができないなど、住宅事情に因る理由。
清潔志向が高まり、毛布や掛け布団など大物も洗濯したいというニーズが高まったこと、クールビズなどの浸透で衣類がカジュアル化したことも、コインランドリーの利用に拍車をかけた。
さらに、花粉や黄砂、PM2.5などの問題のため、乾燥機による乾燥に注目が集まったことも大きい。
そこで、最新のコインランドリーはいったいどんな感じなのか。日本に郊外型の大型ランドリーを導入し、全国で4341店舗運営しているElectroluxの新業態「ecoLux Laundry」の東京初進出店「ecoLux Laundry 葛西店」に潜入してみた。