「コインランドリー」が今アツい？ 「滞在型」へ進化した最新鋭店舗に潜入

ポイントカードやWi-Fi...、顧客を囲い込み滞在型へ

2016年5月31日にオープンのこの店は、東京メトロ葛西駅から徒歩3分ほどの場所に位置。駅前の繁華街から１つ通りを入った場所で、周囲にはマンションも多い。近くにはスーパーもあるので、洗濯している間、買い物を...という利用客も多くなりそうだ。

洗濯機、乾燥機、洗濯乾燥機がずらりと並ぶ店内は明るく清潔な印象。Electrolux社の最新の機種が並び、特に乾燥機は、通常の乾燥機は上から下に熱風が吹くのに対し、同社のものはドラムの奥から下へ吹くので、熱風に当たる面積が増え乾燥までの時間を短縮できるという利点を持つ。

ポイントカードを購入すると、利用するごとにポイントを貯め、貯まったポイントは利用代金に使用することができるのも、ヘビーユーザーはうれしいところ。さらに、メールアドレスを登録すると作業終了5分前にメールが届くサービスや、メールに領収書が届くサービスなども、これまでのコインランドリーを思うと、その進化に驚かされる。

Electrolux社によると、これからのコインランドリーは、カフェやフラワーショップ、コンビニなどとの併設や、Wi-Fiや電源などを提供し待ち時間に仕事もできるようになったりと、より利便性が高くなるような傾向にあるとのこと。

外国人旅行者の増加や、住環境・気象環境の変化で、今後もニーズが衰えそうもないコインランドリー業界。ただ洗濯をする場所から、より快適に過ごす場所、効率的に家事をこなすための場所へと進化の流れもますます加速しそうだ。