湯河原で開催された謎会合「日本たぬき学会」に5.2万人が興味津々 中では何が?参加者に聞く
狸を愛し、狸心を大切にする人々が集結
いしみねさんは、日本たぬき学会江戸城代(=東京都支部長)。化け物狸、狩猟鳥獣としての狸、食べ物としての狸を研究しているという。日本たぬき学会とは、たぬき文化の探究と情報の発信を目的とし、「狸を愛し、狸心を大切にする人」が100人が属する組織。いしみねさんにその主な活動内容を尋ねると、次のように話してくれた。
「年に一度の総会の開催、会報の発行、会員の方同士の情報交換等となります」
「また不定期ではありますがそれぞれの会員が登壇し研究発表をする研究会であったり、ただ酒席にてたぬきについて話す支部会などが行われております」
「総会の開催日時は9月6日に行われ、開催場所については毎年日本のどこかで開催されており、今回は神奈川県(湯河原)にて行われました」(いしみねさん)
落語家を呼んで寄席を行うようなこともあるそうだが、今回の総会はゆるい食事会形式。こぢんまりとした中で気張らず、しかし濃厚な会話ができる場になったという。
「はじめに決算報告など真面目なお話をさせていただいた後は、たぬきについてそれぞれが行なっている研究であったり、最近触れたたぬきに関わる創作物についてだったり、出版されたたぬきに関する書籍のお話だったり、いろいろとお話しさせていただき、誠に有意義な時間を過ごさせていただきました」(いしみねさん)
湯河原での総会はなかなか充実していたようだ。