花巻名物「観光スポット列挙標識」に反響 なぜこんなに並べたの?カギは「宮沢賢治」でした
2024.03.11 18:08
ただ並んでるワケじゃなかった!
投稿者・しらかみさんが標識を見たのは、1月7日午前10時ごろ。東北道花巻インターチェンジの料金所を過ぎた地点で、助手席から撮影したという。
「料金所を通過した後の一瞬で目に飛び込んできたのですが、情報量としてはかなり多いかな......というのが正直な感想です(笑)。初めて見た人にとってはなかなかに壮観だと思います」
「標識にもあるように宮沢賢治に関する施設や花巻温泉、志戸平温泉、鉛温泉などなど楽しめる場所は盛りだくさんの街だと思います。以前花巻に立ち寄った際(昨年4月)はマルカンビル大食堂のソフトクリームを食べて街中を散策しました。また行きたい街です」(「しらかみ」さん)
次にJタウンネット記者は花巻市役所を取材。すると話題の標識は、ただ観光スポットを並べているわけではないのだと分かった。
板をズラリと並べた案内標識は、2006年に設置されたものだという。
「観光案内看板として作成したものですが、花巻ICは市の玄関口であり、通常設置している観光案内看板とは違う、少し目立つようなものにしようと考え、宮沢賢治の作品の一つである『月夜のでんしんばしら』をイメージしたデザインにしました」(花巻市観光課企画管理係)
花巻が生んだ詩人・作家である宮沢賢治の作品がヒントだったとは......。『月夜のでんしんばしら』とはどんな作品だったか、読み返してみたくなる。
そして、花巻ICの看板を見る際の注意として、花巻市役所は次のようにコメントした。
「標識の設置場所が花巻IC降り口付近のため、近くの駐車場に停めて、走行車両に注意しながら見ていただくようお願いします」
くれぐれも安全運転を。